ドイツ政府、2022年のG7アジェンダを発表。サステナビリティを強く意識

ドイツ政府、2022年のG7アジェンダを発表。サステナビリティを強く意識

2022年1月21日、5つの行動分野に基づいてG7の活動を導くものとして「ドイツG7アジェンダ」を発表した。ドイツ政府は2022年1月からG7の議長国を務めている。

5つの行動分野は、持続可能な地球、経済の安定と変革、健康な生活、より良い未来への投資、強い結束力。

持続可能な地球では、G7は先駆者として、また強力な同盟関係に基づいて気候・環境・生物多様性を保護し、世界的なエネルギー転換を加速させるために努力しなければならないとし、ドイツは議長国としてオープンで協力的な「気候クラブ」の設立に着手することを宣言した。

経済の安定と変革では、環境的・社会的に公正な変革は経済的繁栄と両立可能であるとし、持続可能な経済回復と包括的成長を共通して目指すとしている。

健康な生活では、WHOが掲げる2022年半ばまでに世界人口の70%にコロナウイルスに対するワクチンを接種するという目標を達成するために、ワクチン接種の柱であるCOVAXを含むACTアクセラレーターのすべての支援と、開発途上国におけるワクチンの現地生産を推進する。

より良い未来への投資では、2030アジェンダの精神に則り、持続可能な開発のための国際協力を推進する。

強い結束力では、社会正義、平等、包括的なデジタル化への強いコミットメントを目指す。

【参照ページ】
(原文)Progress towards an equitable world
(日本語訳)公平な世界に向けた前進

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