Commerz VenturesやCiti Ventures、消費者向けカーボンフットプリント追跡ソリューションプロバイダーに出資
1月17日、ストックホルムに拠点を置くカーボンフットプリント追跡ソリューションプロバイダーのDoconomyは、1,900万ドル(約21億円)の資金調達ラウンドを完了したことを発表した。
この資金調達ラウンドは、コメルツ銀行関連のベンチャーキャピタルであるCommerzVenturesが主導し、新規投資家のIngka Investments(イケアの親会社Ingka Groupの一部)とCiti Ventures、および既存投資家のMastercardとÅlandsbankenが参加した。
Doconomyのソリューションは、消費者が自分の取引が環境に与える影響を測定・理解し、より持続可能な選択をできるようにするものだ。このソリューションには、金融取引APIが含まれ、Mastercardなどの企業は顧客が購入した商品の環境フットプリントを追跡し、個々の炭素予算を設定することができる。最終的にはブランドが製造する製品の炭素フットプリントを、共通の世界共通のスコアリングシステムを使用して定量化する予定だ。
今回の資金調達で得た資金は同社の事業拡大の加速、新しい人材の採用、インパクト・アプライド・ポートフォリオのさらなる開発支援に充てられる。
【参照ページ】
(原文)Citi Ventures and Ingka Investments back Doconomy’s latest funding round to accelerate climate action
(日本語訳)シティ・ベンチャーズとイングカ・インベストメンツが、気候変動対策を加速させるドコノミーの最新資金調達ラウンドを支援