Climate Action Tracker、COP26にて2030年目標とのギャップを警告

Climate Action Tracker、COP26にて2030年目標とのギャップを警告

温室効果ガス排出量を削減するための行動を監視する研究グループClimate Action Tracker(CAT)は11月9日、最新の情報に基づいた各団体の目標と実際の世界の気温上昇の推移のギャップを指摘し、2.4℃上昇ペースで進んでいると警鐘を鳴らした。

CATの分析によると現在の各国の公約が完全に達成されたとしても、2030年の世界の温室効果ガス排出量は1.5°C目標の水準に対し約2倍になる。

CATのパートナー組織の最高経営責任者(CEO)であるビル・ノウサギ氏は「2030人の行動や目標の大半はネット・ゼロの目標と矛盾している。政府の現在の政策とそのネット・ゼロ目標との間にほぼ1℃のギャップがある」と語った。

またCATはこのギャップを起こしている原因について特に石炭とガスについて触れ、最大の石炭国である中国、インド、インドネシア、ベトナムは、石炭パイプラインを削減する必要があると警告した。

【参照ページ】
(原文)Glasgow’s one degree 2030 credibility gap: net zero’s lip service to climate action
(日本語訳)Climate Action Tracker、COP26で2030年目標とのギャップを警告

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る