責任投資原則(PRI)、新CEOにDavid Atkinが就任

 

11月1日、国連が支援する責任投資原則機関である責任投資原則(PRI)は、David Atkinを新CEOに任命したことを発表した。

責任投資原則は、投資家がESG要素を投資プロセスに統合することを支援し、投資家が従うべき具体的かつ自主的で意欲的な原則を確立することを目的として、2006年に国連の支援のもと、投資家の署名グループによって設立された。現在、署名者は4,300名を超え、運用資産額は121兆円を超えている。


Atkinは、オーストラリアの資産家であるCbus Super Fund、ESS Super、Just SuperのCEOを務めた経験があり、投資業界での幅広い経験を持っている。最近では、投資会社AMP Capitalの副CEOを務め、2009年から2015年までPRIの理事を務めたこともある。

Atkinは12月に現CEOのFiona Reynolds(2013年〜)からCEO職を引き継ぐ。Reynoldsはシームレスな移行を実現するために、新年早々まで顧問の立場で留まる。

【参照ページ】
(原文)PRI appoints David Atkin CEO
(日本語訳)PRI、David Atkin氏を新CEOに任命

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025-6-30

    ESMAのESG評価機関規則がもたらす変化と企業への影響(26年7月適用)

    2025年6月20日、欧州証券市場監督局(ESMA)が策定を進める新たなESG評価規則「Regul…
  2. 2025-6-26

    EU炭素国境措置、簡素化で合意 中小企業の9割が対象外に

    6月13日、欧州議会とEU理事会は、域外からの輸入品に事実上の炭素税を課す「炭素国境調整メカニズム…
  3. 2025-6-25

    IFRS財団、ISSB基準の実務導入を支援する新eラーニングモジュールを公開

    6月13日、IFRS財団は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が策定した基準の理解と導入を…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る