ICMA、気候移行債の補足ガイダンス公表 EUグリーンボンド基準との比較も初公表

6月22日、International Capital Market Associationが支援するグリーンボンド原則(GBP)、ソーシャルボンド原則(SBP)、サステナビリティボンド・ガイドライン(SBG)、サステナビリティ・リンク・ボンド原則(SLBP)、気候移行債ガイドライン(CTBG)で構成される「Principles」は、年次総会に合わせ、気候移行債に関する補足FAQガイダンス、グリーンボンド原則と欧州グリーンボンド基準(EuGBS)の比較文書、およびサステナブル債券に対する構造的需要に関する報告書を公表した。
新たに公表された気候移行債ガイドラインのFAQでは、移行プロジェクトとグリーンプロジェクトの区別、「ベストエフォート」による整合性の考え方、排出削減が困難なセクター、金融機関、ソブリン発行体への適用方法について追加的な解釈を示した。
また、グリーンボンド原則と欧州グリーンボンド基準の比較文書では、両制度が相互補完的であると位置付け、発行体に対して双方への適合性を示すことが国際投資家からの認知向上につながるとの考えを示した。
さらに、サステナブル債券の構造的需要に関する報告書では、投資家の資産配分やエンゲージメント実務の観点から、GSS+債券への需要を支える要因を分析した。このほか、外部評価ガイドラインやインパクトレポーティング枠組みなど複数の技術ガイダンスも改訂された。
Principlesによると、同基準は2025年にサステナブル債券発行体の96%超に参照されており、約7兆ドル規模のサステナブル債券市場における事実上の国際標準となっている。
原文:The Principles publish complementary guidance for Climate Transition Bonds, a comparison of their standards with the EuGB and a paper on structural demand for sustainable bonds
日本語参考訳:本原則は、気候変動移行債に関する補足的なガイダンス、欧州債券基準(EuGB)との比較、およびサステナブル債に対する構造的需要に関する論文を公表している。
🔓会員登録で実務解説・実践ガイド
ESG Journalでは、実務に役立つポイントや実践ガイド(テンプレート)を紹介しています!国内外においてサステナビリティ開示の高度化や制度化が進みつつあります。ぜひこの機会に自社の実務対応を再確認してください。
🌍開示基準、保証など制度への対応に関連する実務ガイドはこちら>>>
すでに登録済みの方はログイン




