ユニリーバ、「Wild」を買収しプラスチック削減へ

4月1日、ユニリーバは、パーソナルケアブランド「Wild」を買収したと発表した。ユニリーバの「成長アクションプラン2030」の一環として、成長が期待される高付加価値分野への集中を目的に、事業ポートフォリオの見直しと再構築を進めている。

Wildは2020年に英国で誕生したデジタルネイティブブランドで、直販と小売モデルを通じ、自然由来成分とプラスチックフリー包装を特徴とするリフィル型製品で人気を集めた。デオドラント、リップバーム、ボディウォッシュ、ハンドウォッシュを展開し、英国市場でリフィル可能なデオドラント部門のトップブランドに成長している。

ユニリーバ・パーソナルケア部門長、ファビアン・ガルシアは「Wildの革新的な製品開発とパッケージング、SNSを活用したマーケティング戦略は、当社の既存ブランド群に完璧に調和する」と述べた。

Wild共同創業者チャーリー・ボウズ=ライアンは「ユニリーバの規模と専門性を活かし、単回使用プラスチック削減のビジョンをより多くの消費者に届けられる」とコメントした。取引条件は非公開である。

(原文)Unilever acquires personal care brand Wild
(日本語参考訳)ユニリーバがパーソナルケアブランド「ワイルド」を買収

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