6月27日、国際標準化機構(ISO)はネット・ゼロに向けた初の国際基準の策定を開始したことを発表した。新たな基準は、ネット・ゼロ移行に関する明確な指針と厳格な要件を提供し、独立した検証が可能な包括的な気候行動を実現することを目指し、2025年11月のCOP30で発表される予定だ。さらに、2025年後半には公開協議を開始し、世界中からの意見を反映させる予定である。
本基準は、COP27で発表されたISOネット・ゼロガイドラインの進化形だとされている。ISOが、組織における信頼性のあるネット・ゼロ戦略を作成するのを支援するためのベストプラクティスを提供し、新基準は、信頼性のあるガイドラインと要件を提示することで、グリーンウォッシングを防止し、主張の信頼性を検証する機会を提供することになるだろう。
(原文)Creation of international standard on net zero gets underway
(日本語参考訳)ネットゼロに関する国際基準の策定が開始