7月4日、太陽光発電開発会社NextEnergy グループの投資運用部門であるNextEnergy Capital(NEC)は、OECDにフォーカスした太陽光発電戦略の旗艦ファンドであるNextPower V ESG(NPV ESG)の第1回クローズで4億8000万ドル(約690億円)を調達したと発表した。
NextEnergy Capitalによると、同ファンドは15億ドル(約2,140億円)の資本コミットメントを目標としており、ハードキャップは20億ドル(約2,860億円)である。
NPV ESGは、OECD諸国の太陽光発電とエネルギー貯蔵インフラ・プロジェクトに特化したクローズドエンド型の投資ビークルである。投資家に魅力的なリスク調整後リターンを提供すると同時に、脱炭素化への取り組み、電力料金の削減、エネルギー安全保障の強化に貢献することを目的としている。
NECによると、9条ファンドからの投資は、年間最大75万世帯分の電力に相当するクリーンエネルギーを生産し、年間最大1億5,000万立方メートルの天然ガスの消費を回避できると予測されている。
同社は、欧州、北米、チリを含むファンドの主要地域において、14GWを超える戦略的投資機会のパイプラインを特定したと述べた。
今回のクローズの投資家には、ノルウェーの年金会社KLP、ドイツの企業年金基金、北欧の著名な年金基金が含まれる。同ファンドは今年末の第2回資金調達ラウンドでさらに多くの投資家を惹きつける見込みで、現在数社がデューデリジェンスを行っている。
【参照ページ】
(原文)NextEnergy Capital Announces First Close of NextPower V ESG
(日本語参考訳)NextEnergy、ソーラー・インフラ・ファンドに約690億円を調達