12月1日、オルタナティブ投資マネージャーBlackstone とプライベート・エクイティ投資家 Rivean Capital は、屋上太陽光発電を扱う Esdec Solar Group の買収を完了したことを発表した。
2004年に設立されたオランダの Esdec は、住宅や商業施設の屋根に設置する屋上ソーラー架台や架台システム、ソリューションの開発・販売を行っている。現在までに約1億枚の太陽光パネルが設置されており、2022年には全世界で350万kW以上に達する見込みである。
Esdec は、2018年に Rivean と経営陣によって買収された。買収後、同社は売上高がおよそ3,000万ユーロ(約42億円)から5億ユーロ(約707億円)近くまで大きく成長した。本発表により、Riveanは初期投資を実現し、フラッグシップファンドから再投資を行うとともに、新たに調達した継続ファンドからも再投資を行う。
Blackstone は今年7月、Esdec への戦略的投資を初めて発表した。今回の取引は、Blackstone のクリーンエネルギーおよび再生可能エネルギーへの一連の投資の中でも最新のものである。
同社はこれまでに再生可能エネルギーの民間企業 Invenergy Renewables への30億ドル(約4,030億円)の投資合意や、公共施設規模の太陽光発電技術メーカー Array Technologies への5億ドル(約670億円)の出資を行っている。
今年初め、同社は今後10年間で、エネルギー転換と気候変動対策プロジェクトに推定1,000億ドル(約13兆円)を投資する予定だと述べていた。
【参照ページ】
(原文)Blackstone and Rivean complete acquisition of Esdec Solar Group
(日本語訳)Blackstone と Rivean、太陽光発電企業 Esdec を買収