CATL、欧州で2番目の電池工場をハンガリーに建設すると発表

8月12日、Contemporary Amperex Technology Co., Limited(CATL)は、73億4000万ユーロ(約1兆180億円)を投じ、ハンガリー東部のデブレツェンに100GWhの電池工場を建設すると正式に発表した。また、ドイツ工場に続く欧州第2の電池工場でもあることを明らかにした。同社は株主総会の承認を経て、年内に最初の生産設備の建設に着手する予定である。

デブレツェンは欧州の中心に位置し、メルセデス・ベンツ、BMW、ステランティス、フォルクスワーゲンといった顧客の自動車工場の一部にも近接している。CATLのデブレツェン工場によって、欧州市場の電池需要に対応し、グローバル生産ネットワークの展開を改善し、欧州におけるeモビリティとエネルギー転換を促進することが可能になる。

電池製造におけるカーボンフットプリント削減の一環として、CATLは再生可能エネルギーによる電力を使用し、同国の現地パートナーとともに太陽光発電の開発を検討している。

また、持続可能で循環型の電池バリューチェーンを構築するため、CATLは現地パートナーと手を組み、欧州に電池材料の施設を設立する可能性も検討している。

【参照ページ】
(原文)CATL announces its second European battery plant in Hungary
(日本語訳)CATL、欧州で2番目の電池工場をハンガリーに建設すると発表

関連記事

“ツールーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  2. 2024-9-26

    デロイトが2024年CxOレポート発表:気候変動が最重要課題に

    9月11日、ニューヨーク—デロイトが発表した「2024年CxOサステナビリティレポート: ビジネス…
  3. 2024-9-25

    SAP、ESG報告の新たな統合ソリューションを発表

    9月11日、テクノロジー企業であるトムソン・ロイターズ(TSX/NYSE: TRI)は、SAPとの…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る