グリーン・ビルディングのスタートアップNexii、約48億円の資金調達

7月12日、バンクーバーに拠点を置くグリーン・ビルディングのスタートアップ、Nexii Building Solutions(Nexii)は、持続可能な建築ソリューションに対する需要の急増に対応するため、同社の製造能力を加速させる目的で、4,500万カナダドル(約48億円)の資金調達を行ったと発表した。

Nexiiは昨年、カナダ企業として最速で「ユニコーン」の地位を獲得している。本取引により、評価額は20億カナダドル(約2,000億円)超となる。今回の取引は、Horizon Technology Finance CorporationとTrinity Capitalが主導して行った。

Nexiiの技術は、温室効果ガスの最も重要な排出源の一つであり、削減が最も困難な分野の一つに対応している。国際エネルギー機関(IEA)と国連環境計画(UNEP)によると、建物と不動産は、炭素排出量の約40%を占め、地球規模の気候変動問題の主要な原因となっている。また、長期的に使用されるため、代替が最も困難な排出源の一つでもある。

同社は、独自に開発した高性能建材「ネクシアイト」からパネルを製造し、従来のコンクリートに代わる、軽量で低炭素、耐火性・耐水性に優れた建材を提供している。Nexiiのソリューションは、低炭素であることに加え、建設現場での廃棄物をほぼゼロにし、建設期間を短縮し、運営コストを削減する。

Nexiiは現在、カナダで2つの製造工場を運営しており、最近米国で最初の工場を開設した。

【参照ページ】
(原文)Nexii Announces $45M CAD in Funding, Now Valued at Over $2 Billion
(日本語訳)グリーン・ビルディング・テックNexii、3500万ドルを調達

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-5-29

    CSRDのダブルマテリアリティとは。実践のヒントをガイドラインから考察。

    2024年から適用が開始されたサスティナビリティ情報開示規制のCSRD(Corporate Sus…
  2. 2024-5-21

    CSRD/ESRSの主な開示項目を説明。GRIとの対照表が参考に。

    CSRDは、欧州内ステナビリティ報告を標準化する制度であり、2024年から運用が開始されている。こ…
  3. 2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…

ピックアップ記事

  1. 2024-6-12

    欧州監督機構、グリーンウォッシングに関する最終報告書を発表

    6月4日、ESMA(欧州証券市場監督機構)EBA(欧州銀行機構)・EIOPA(欧州保険・企業年金監…
  2. 2024-6-11

    H&M、SBTiの目標基準におけるカーボンオフセットの使用に懸念を表明

    6月5日、H&Mグループは、SBTi(Science Based Targets init…
  3. 2024-6-10

    アサヒ飲料、自動販売機で回収したCO2を道路材料に活用開始

    5月24日、アサヒ飲料は、前田道路株式会社と共同で、「CO2を食べる自販機(自動販売機の庫内に二酸…
ページ上部へ戻る