ソフトバンク・ゴールドマン・ポルシェ、EVスーパーカーグループRimacに2,700億円超の評価額で投資
6月1日、電動車両(EV)技術とハイパーカーを手がけるリマック・グループは、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2および、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが主導し既存投資家のポルシェが参加するシリーズD資金調達ラウンドで、5億ユーロ(約700億円)の調達を完了した。今回の資金調達により、同社の評価額は20億ユーロ(約2,700億円)を超えた。
本資金調達で得た資金は、Rimacのテクノロジー部門をグローバルOEMのTier1サプライヤーへと発展させ、バッテリーやeアクスルなどの高性能電動車両コンポーネントを提供するために使用する。Rimacの既存の提携先には、ポルシェ、Hyundai自動車、Pininfarina自動車、Koenigsegg、Aston Martinを含む。
クロアチアに本拠を置くRimacは、高性能EVの創造をビジョンに2009年に設立された。同社は100%出資のRimacテクノロジー部門を通じて高性能EV部品の設計、エンジニアリングを行い、ポルシェとの合弁会社(Rimac55%出資)Bugatti Rimacを通じて電化ハイパーカーを提供している。
現在、クロアチア本社として2億ユーロ(約270億円)のキャンパスを建設中で、95,000平方メートルの敷地に生産施設と研究開発施設を備え、2,500人以上を収容可能。今後も従業員を拡大する予定だ。
【参照ページ】
(原文)Porsche participates in further Rimac funding round
(日本語訳)ソフトバンク・ゴールドマン・ポルシェ、EVスーパーカーグループRimacに20億ユーロの評価額で投資