グローバルな投資マネージャーであるシュローダーは、再生可能エネルギー・インフラストラクチャー・マネージャーのグリーンコート・キャピタル・ホールディングス社の株式の75%を3億5,800万ポンドで取得する契約を締結したことを発表した。 この買収には、収益目標の達成と上級管理職の継続雇用を条件とした、1億2,000万ポンドを上限とするアーンアウトの可能性も含まれている。また、シュローダーが残りの25%を長期的に取得するためのオプションも用意されている。
2009年に設立されたグリーンコートは、欧州最大級の再生可能エネルギー・インフラストラクチャー・マネージャーであり、67億ポンドの運用資産を有している。同社は、風力、太陽光、バイオエネルギー、熱に注力し、英国、欧州、米国で約200の発電資産を運営し、合計で3GW以上の純発電容量を有している。
この取引は、包括的なプライベート・アセット・プラットフォームを構築するというシュローダーの戦略に沿うものだ。同社によると、グリーンコートは、2030年までに1兆ドル以上の成長が見込まれる欧米の再生可能エネルギー資産市場と、環境に配慮した商品に対する機関投資家需要の加速という、2つの成長機会が交差する場所で事業を展開している。
グリーンコートは、シュローダーのプライベート・マーケット部門であるシュローダー・キャピタルの一部となり、シュローダー・グリーンコートという社名で運営される予定だ。
【参照ページ】
(原文)Schroders to acquire a majority shareholding in Greencoat Capital: A leading European renewable infrastructure manager
(日本語訳)シュローダー、再エネ・インフラ・マネージャーのグリーンコートの株式の過半数を取得