9月3日、日本板硝子株式会社はグループ企業であるPilkington社の英国グリーンゲート事業所において、水素エネルギーを使った世界で初めてのガラス製造の実証実験を行い、建築用ガラスを製造することに成功した。
実験では、現在の主燃料である天然ガスと水素という2つの異なる燃料間の切り替えをシームレスに行うことに成功した。これにより、水素でも天然ガスと同様の優れた溶融性能を達成でき、またガラス溶融窯から排出されるCO2を大幅に削減できる可能性があることが証明された。
今後、中長期的には、主要な産業拠点をつなぐ水素パイプラインの整備など、安定的な水素供給体制の確立によって、天然ガスから水素への完全な切り替えが可能になると日本板硝子は述べている。
【参照ページ】世界初、水素エネルギーによる建築用ガラスの製造実験に成功