大手損害保険4社に独禁法違反で排除措置命令、課徴金総額21億円超

10月31日、公正取引委員会は、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン、あいおいニッセイ同和損害保険、東京海上日動火災保険の4社および共立に対し、独占禁止法違反による排除措置命令および課徴金納付命令を行った。課徴金総額は21億円を超える。

これらの損害保険会社は、保険料を事前に調整し、見積もり合わせにおいて競争を実質的に制限していたことが判明した。不正行為の対象はJERAやコスモ石油、京成電鉄、警視庁などの損害保険契約で、複数の違反行為が認められた。

公取委は、共同保険の組成における競争制限の防止策も発表。さらに、金融庁と日本損害保険協会に対し、独禁法遵守の徹底を要請した。

【参照ページ】
(原文)損害保険会社らに対する排除措置命令及び課徴金納付命令等について

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-11-14

    IPSASB、公共セクター向け気候関連開示基準の草案を発表

    10月31日、ニューヨーク発—国際公共セクター会計基準審議会(IPSASB)は、世界初の公共セクタ…
  2. ソーラーパネル

    2024-11-14

    Meta、260 MWの再生可能エネルギーの購入契約をENGIEと締結

    10月31日、ENGIE North America(ENGIE)は、Metaのネットゼロ目標に沿…
  3. 定性・定量情報をすっきり整理!ESRS開示準備のための分解リスト

    2024-11-11

    ESRSの定性・定量情報をすっきり整理!開示準備にむけた一覧

    2025年から、CSRD(企業サステナビリティ報告指令)に基づくESRS(欧州サステナビリティ報告…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る