野村證券に対し2,176万円の課徴金納付命令、金融庁が発表

10月31日、金融庁は野村證券株式会社に対し、金融商品取引法違反に基づく2,176万円の課徴金納付を命じる決定を下した。違反行為は2021年3月、大阪取引所で長期国債先物の売買において、市場の相場を変動させる目的で不正な注文操作を行ったものとされる。

金融庁の調査によれば、野村證券の担当者は売買板を操作し、計2,466単位の売付け申込みと1,619単位の買付け申込みを行い、これにより相場が繁盛していると誤解させた。また、課徴金額は売買対当数量や超過数量に基づき算出された。

今回の決定は、同社が違反事実と課徴金額を認めたことを踏まえたものだ。

【参照ページ】
(原文)長期国債先物に係る相場操縦に対する課徴金納付命令の決定について

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGデータで未来を創る:シェルパ主催CSuOラウンドテーブル開催レポート

    2024-12-13

    ESGデータで未来を創る:シェルパ主催CSuOラウンドテーブル開催レポート

    ESG Journal Japanを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、202…
  2. 2024-12-11

    ユニリーバがNufarmとサステナブルなオイルの生産を加速

    11月26日、ユニリーバはオーストラリアの化学メーカーであるNufarmとのパートナーシップを発表…
  3. SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    2024-12-10

    SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    SSBJが新基準案を発表し(2024年3月)、企業のサステナビリティに関連する情報開示の制度化が進…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る