経済産業省、GX推進に向けた支援基準を発表

8月13日、経済産業省は、GX推進機構が行う金融支援業務に関する基準を策定した。この基準は、政府方針との整合性、GX技術の推進、民間が担うことが困難なリスクの補完、事業の持続可能性、適切な経営体制の確保を重視している。また、努力目標として、リスクの適切な管理、政策との連携、人材育成、ステークホルダーとの連携、情報開示など、金融支援全般にわたる重要な要素が含まれている。

主な支援の基準は以下のとおり。

  • 政府方針との整合性: 政府の脱炭素戦略に合致する事業。
  • GX技術の推進: 二酸化炭素削減と経済成長に寄与する技術の社会実装。
  • リスク補完: 民間金融機関が負えないリスクの補完。
  • 持続可能性: 事業の持続可能性とGX施策への貢献。
  • 経営体制の確保: 効果的な事業推進のための適切な体制。

【参照ページ】GX推進機構の金融支援業務に関する支援基準を定めました

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る