金融庁、株式会社エスコンアセットマネジメントに対して営業停止処分を発表

金融庁、株式会社エスコンアセットマネジメントに対して営業停止処分を発表

7月15日、金融庁は株式会社エスコンアセットマネジメントに対して、法令違反が認められ、証券取引等監視委員会より行政処分を求める勧告を受けたことから、同社に対して金融商品取引法第52条第1項の規定に基づき、同法第51条の規定に基づき、行政処分を行ったと発表した。

金融庁は、当社がエスコンジャパンリート投資法人との間で締結した資産の運用に係る委託契約に基づき行っている本投資法人の資産の運用において、当社の親会社である株式会社日本エスコンからの取得となる不動産の鑑定評価を依頼するに際し、不動産鑑定業者の独立性を損なう不適切な働きかけを行い、また、不適切な不動産鑑定業者選定プロセスをとっていたとしている。

行政処分として、令和4年7月15日から令和4年10月14日までの間、新たな資産運用委託契約の締結禁止及び不動産の取得に係る運用指図を禁止した。加えて、投資法人に投資主に行政処分の内容を伝えることと、業務運営方法を見直す業務改善命令も出した。

また、社内プロセスの明確化、具体的な再発防止策を策定、経営陣を含めた責任の所在の明確化を令和4年8月15日までに書面で報告するとともに、その全てが完了するまでの間、随時書面で報告しなければならないとしている。

【参照ページ】
株式会社エスコンアセットマネジメントに対する行政処分について 

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…
  2. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  3. 2024-12-4

    EU、強制労働製品の市場禁止規制を採択

    11月19日、欧州理事会は強制労働で生産された製品をEU市場での販売や輸出を禁止する規制を採択した…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る