Merck、社会的・環境的目標を支援するために約1,100億円のサステナビリティ・ボンドを発行

Merck、社会的・環境的目標を支援するために約1,100億円のサステナビリティ・ボンドを発行

12月13日、独化学品・医薬品メーカーのMerckは、ESGイニシアチブおよびプロジェクトを支援するために10億ドル(約1,136億円)を調達し、初のサステナビリティ・ボンドの発行を完了したことを発表した。この債券の発行は、80億ドル(約9,089億円)の社債発行の一環として行われた。

今回の社債発行は、 Merck が最近発表した「Sustainability Financing Framework」に沿ったものである。このフレームワークでは、 Merck のサステナビリティ・ファイナンスについて、対象となる資本の用途、プロジェクトの選定・評価、資金の管理、報告書の作成などの基準が示されている。 Merckは、このフレームワークに沿って、今回の募集で得られた資金の主な投資分野として、医薬品、ワクチン、妊産婦プログラムなどの必須医療サービスへのアクセス、感染症の研究開発、社会経済的な進歩とエンパワーメント、特にマイノリティや女性が経営する企業のサプライヤーなどを挙げている。また、 Merckは、再生可能エネルギーの生成、エネルギー効率の向上、グリーンビルディング、持続可能な水と排水の管理、汚染防止と管理など、いくつかの環境持続性分野を含んでいる。

このフレームワークの報告義務に基づき、 Merck は少なくとも年1回、資金の配分に関する情報を提供し、可能であれば、資金提供を受けたプロジェクトの社会的・環境的影響の推定値を報告することを約束している。

【参照ページ】
(原文)Merck Issues $1 Billion Inaugural Sustainability Bond
(日本語訳)Merck、社会的・環境的目標を支援するために10億ドルのサステナビリティ・ボンドを発行

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