グローバルなオルタナティブ・アセット&プライベート・エクイティ投資家であるKKRは、ESGに関する専門知識と能力を強化し、ESG戦略と実践を推進することを目的とした6名の独立した評議会であるサステナビリティ・エキスパート・アドバイザリー・カウンシル(SEAC)の設立を発表した。
SEACは、気候、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、労働力、ガバナンスと透明性、データ責任など、ESGの主要課題に取り組む6人の独立した専門家で構成される。SEACの議長は、オックスフォード大学サイード・ビジネススクールの経営学客員教授であり、サステナビリティ会計基準審議会(SASB)の創設会長、国際統合報告審議会の創設者でもあるロバート・エックルズが務める。
その他のメンバーは以下の通り。
- アレクサンドラ・ギブンス(Center for Democracy and Technology社長兼CEO)
- ナット・キーオーン(Center for Climate and Energy Solution社長)
- アンドリュー・スターン(Economic Security Project シニアフェロー、国際サービス業労働組合名誉会長)
- フォード財団のミッション投資部門責任者であり、モルガンスタンレーのグローバル・サステナブル・ファイナンス・チームの元共同責任者であるロイ・スワン氏
- クラウディア・ザイスバーガー(INSEAD起業家精神・家族経営学上級客員教授、INSEADのプライベート・エクイティおよびベンチャー・キャピタルのセンター・オブ・エクセレンスであるグローバル・プライベート・エクイティ・イニシアティブの創設者
KKR は、ESG やサステナビリティに焦点を当てたテーマに積極的に投資しており、最近ではエネルギー転換に焦点を当てた投資やイニシアチブを行っており、今年初めにはサステナビリティ・アドバイザリ ーである ERM の株式の過半数を取得した。またKKRはESGの機能を大幅に拡充し、過去1年間でESGチームの規模を3倍に拡大し、ESGインテグレーション、ESGコンプライアンス、インパクト測定、データサイエンス、レポーティングなどの専門家を加えた。
【参照ページ】
(原文)KKR ANNOUNCES FORMATION OF SUSTAINABILITY EXPERT ADVISORY COUNCIL
(日本語訳)KKR、ESG戦略を推進するためにサステナビリティ・エキスパート・カウンシルを設立