Benchmark ESG、ESGレポートとパフォーマンス・トラッキングが可能なプラットフォームを発表

 

クラウドベースのESGソフトウェアソリューションを提供するBenchmark Digital(旧Gensuite)は、企業が新たなサステナビリティ報告義務を果たし、ESGパフォーマンスを管理・追跡することを目的とした新しいデジタルプラットフォーム「ESG Director」を発表した。

この新プラットフォームは、企業が規制当局や投資家などのステークホルダーからサステナビリティプロファイルの改善を求められ、ESG関連の情報開示を求める声が高まっている中で発表された。また、投資家調査では、サステナビリティレポートが投資家の重要な関心事であることが常に指摘されている。

Benchmarkの創業者兼CEOであるR Mukundは、次のように述べている。

「ESG Directorは、今日の市場に存在する重要なニーズから生まれました。企業は、投資に適したESGデータを求める声にさらされており、意味のある進歩を実証し、維持することに強いプレッシャーを感じています。これらの要求を満たすためには、企業はESGを自社の文化や業務に完全に組み込む必要があります。ESG Directorは、企業全体の人材、データ、プロセスを統合することで、この変革を促進します。」

ESG Directorは、ESG活動とデータのハブとして機能するよう設計されており、機能別に標準化・自動化されたESGデータ管理を提供し、KPIの追跡、目標のモニタリング、情報開示、ステークホルダーとのコミュニケーションを簡素化する。このプラットフォームは、GRI、TCFD、SASBなどの一般的なフレームワークに沿ったレポーティングを可能にし、統合されたマテリアリティ評価や産業セクターごとのトラッキングとベンチマーキングの機能も備えている。

【参照ページ】
(参考記事)Benchmark Launches ESG Director™, Empowering Companies to Report, Drive and Sustain ESG Outcomes
(日本語訳)Benchmark ESG、ESGレポートとパフォーマンス・トラッキングが可能なプラットフォームを発表

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る