経済産業省は10月27日、脱炭素への移行に向け、鉄鋼分野の技術ロードマップを策定したと発表した。トランジション・ファイナンスの推進を目指す。
【参考記事】今後はトランジション・ファイナンスが主流に!EUタクソノミーと日本の脱炭素化に向けた取り組み
背景には、2050年カーボンニュートラル実現のため、脱炭素化に向けた「トランジション(移行)」への資金供給が必要という。また本ロードマップでは将来的な革新技術や現状利用可能な省エネ・高効率化等など着実な低炭素技術についても、国内の各政策と国際的なシナリオ等を含め、背景や時間軸とともに表している。
同ロードマップについては、主に鉄鋼分野における低・脱炭素に向けた「技術」を取り扱っているが、トランジション・ファイナンスは、自社の低・脱炭素化に向けた投資だけでなく、脱炭素化に必要な幅広い取組みが対象になる。
【参照ページ】脱炭素化への移行に向け、トランジション・ファイナンスに関する鉄鋼分野における技術ロードマップを取りまとめました