脱炭素でも深刻な「熱」問題 新素材で解決目指す

脱炭素でも深刻な「熱」問題 新素材で解決目指す

データセンターの新増設ラッシュや電気自動車(EV)の普及などに伴い電子機器が発する「熱」が課題になっている。熱を冷やすための電力消費量は増えており、「脱炭素」でも残る難題だが、名古屋大学発スタートアップのU-MAP(ユーマップ、名古屋市)が新素材を量産加工できるノウハウを確立を目指している。

その新素材は単結晶窒化アルミニウム。電子機器の樹脂に混ぜると放熱性が従来に比べ約2倍になるケースがあるが、樹脂と混ぜ合わせる技術が難しい。

U-MAPは樹脂と混ぜ合わせるノウハウをライセンス技術として販売。サーバー機器やCPU(中央演算処理装置)用の封止材料、EVやロボット向けのインバーターなどこれまでU-MAPには200社から引き合いがきている。サンプル販売は海外も含め80社にのぼっている。

【参照ページ】 脱炭素でも深刻な「熱」問題 新素材で解決目指す

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【PR】10/28   サステナビリティパフォーマンスを重視した情報開示

    2025-10-14

    【PR】10/28 サステナビリティパフォーマンスを重視した情報開示

    ISS ESG評価の視点と実務対応の最前線 ISSコーポレート・ソリューションズ(I…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る