12月3日、AIを活用した炭素排出管理ソフトウェアを提供するcarbmeeは、新たに2000万ユーロ(約31億円)の資金調達ラウンドを完了した。同社のプラットフォームは、複雑なサプライチェーンを抱える企業が炭素排出量を効率的かつ正確に管理・削減し、報告できるよう支援する。これにより、従来のエクセルや分散された部門管理の限界を克服する。
調達資金は、同社の「Environmental Intelligence System」のさらなる開発に充てられる予定で、詳細なライフサイクルアセスメント(LCA)データの収集や、AI駆動型レポート・ダッシュボードをカスタマイズできる「carbmee Studio」機能の強化が進められる。
本資金調達ラウンドはCommerzVenturesが主導し、同ファンドのポール・モーゲンタラーは、「carbmeeはグローバルなサプライチェーンの脱炭素化という複雑な課題を解決する強力なソリューションを提供している」と評価した。
【参照ページ】
(原文)carbmee secures €20M funding for AI-driven carbon emission reporting
(日本語参考訳)carbmee、AI駆動型炭素排出量報告に2,000万ユーロの資金を調達