10月24日、モルガン・スタンレーは、気候変動対策の一環として、炭素除去技術のリーダーであるクライムワークスと提携し、大気中から4万トンのCO₂を除去する長期契約を締結した。これはモルガン・スタンレーにとって初のダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)クレジット購入となり、2037年まで続く本パートナーシップは、クライムワークスにとっても2番目に大きな契約である。
本提携は、米国エネルギー省が支援するDAC Hub Project Cypressの重要なテクノロジープロバイダーであるクライムワークスの米国での技術拡大を加速させるものである。モルガン・スタンレーのチーフ・サステナビリティ・オフィサーであるジェシカ・アルスフォード氏は、「クライムワークスとの協力により、持続可能な未来へと向かうための技術を支援し、金融機関として低炭素ソリューションの発展に貢献している」と述べている。
気候変動がもたらす深刻な影響が現実化する中、クライムワークスのCO₂除去技術が果たす役割が注目されており、モルガン・スタンレーは2050年までにネット・ゼロを達成する計画の一環として、1兆米ドルを動員する目標も掲げている。
【参照ページ】
(原文)Morgan Stanley partners with Climeworks to remove 40,000 tons of CO₂ from the air
(日本語参考訳)モルガン・スタンレーがクライムワークスと提携し、4万トンのCO₂を大気から除去