ERM、カーボンクレジット購入を支援する新ポータルを発表

9月19日、世界最大のサステイナビリティ専門コンサルティング企業であるERMは、企業が自主的なカーボン市場に簡単にアクセスできる「カーボンクレジット・ポータル」の新たな立ち上げを発表した。ERMは顧客の温室効果ガス(GHG)排出削減戦略やサステナビリティ目標を支援するため、カーボンクレジットの購入プロセスを効率化するこのポータルを提供する。カーボンクレジットの選定から購入、退役までの一連の流れを簡便にし、企業がカーボン市場に参加しやすくなることを目指している。

このポータルは、ERMが新たに立ち上げたカーボン市場に関する事業「ERM Climate Markets」の一環であり、クライアントのカーボンクレジットに関する取り組みを支援する。また、ERMはデジタルカーボンクレジットプラットフォーム「CEEZER」と戦略的提携を結び、このポータルを通じてカーボンクレジットの購入および退役を支援する。顧客は、このインタラクティブなポータルを通じて厳選されたカーボンクレジットプロジェクトにアクセスでき、ERMのサステナビリティ戦略やプロジェクト評価のためのサポートも受けることができる。

さらにERMは、クライアントに最高水準のサービスを提供するため、CEEZERへの戦略的投資を行った。この投資により、カーボンクレジット市場の拡大に貢献し、顧客が持続可能な成長を実現できるよう、より大規模な市場環境を整備している。

【参照ページ】
(原文)ERM launches carbon credit portal to help clients access the voluntary carbon market
(日本語参考訳)ERM、顧客が自主的な炭素市場にアクセスできるよう炭素クレジット・ポータルを開設

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る