2月10日、金融情報世界大手の米Morningstarが、運用会社を対象とした「ESGコミットメントレベル評価」の最新版を発表した。評価は、投資思想、ESGインテグレーション・プロセス、経営資源、議決権行使・エンゲージメントの観点から、運用会社単位でのESGレベルを4段階の格付けで評価している。
今回、最高位である「リーダー」を獲得したのは前回同様8社であった。また、レビューでは6社の格付けが変わった。コムジェスト、フィデリティ・インターナショナル、ピクテの3社が1ランク上がり、「アドバンスト」に格付けされた。ジャナス・ヘンダーソンとマン・グループは1ランク上がり、「ベーシック」となった。さらに、今回初登場のノルデア・アセット・マネジメントは「アドバンスト」と評価された。
評価対象となった運用会社は97社で、地域内訳は米国42社、英国22社、オーストラリア18社、欧州12社、フィンランド、カナダ、シンガポールが各1社である。
大手運用会社の中では、アムンディ、カンドリアム、ヌビーン、シュローダー、HSBCアセット・マネジメント、BNPパリバ・アセット・マネジメント、ウェリントン・マネジメント、アクサ・インベストメント・マネージャーズ、フェデレーテッド・ハーミーズが「アドバンスト」に、ブラックロック、ステート・ストリート・グローバル・インベスターズ、T.ロウ・プライス、ピムコ、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント、JPモルガン・アセット・マネジメント、インベスコ、ドイチェ・アセット・マネジメント、キャピタル・グループ、アリアンツ・グローバル・インベスターズ、アバーディーンが「ベーシック」に、バンガード、フィデリティ・インベストメンツ、PGIM、イーストスプリング・インベストメンツが「ロー」に評価された。
【参照ページ】
(原文)5 Asset Managers Earn Upgraded ESG Commitment Level Ratings
(日本語参考訳)5つのアセット・マネージャーがESGコミットメント・レベルの格上げを獲得