MSCI、プライベート・マーケット向けサステナビリティ・データ・レポーティング・ソリューションを発表

MSCI、プライベート・マーケット向けサステナビリティ・データ・レポーティング・ソリューションを発表

2月6日、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIは、プライベート・カンパニーの持続可能性と気候に関するデータを収集し、ジェネラル・パートナーの投資家や融資担当者に伝達することを目的とした新しいプラットフォーム「MSCIプライベート・カンパニー・データ・コネクト」の立ち上げを発表した。

新しいソリューションでは、企業は安全なデジタルハブを通じて投資家にデータを報告することができ、GPや融資担当者からのデータ要求をプラットフォーム上で直接承認または拒否することができるほか、ハブ上で活動している機関や市場参加者を検索し、積極的にデータを提供することができる。

本プラットフォームは、ESG統合情報開示プロジェクト(ESG IDP)が開発したテンプレートを活用している。ESG IDPは、アポロ・グローバル・マネジメントやオークヒル・アドバイザーズなどのパートナーによって設立された、プライベート・マーケット向けのESG情報開示の標準フォーマットを提供することを目的としたツールである。本ツールはまた、気候管理・会計プラットフォーム(CMAP)のプロバイダーであるPersefoniが提供する、AIを活用した炭素測定・報告ツールへのアクセスもユーザーに提供する。

【参照ページ】
MSCI develops solution to centralize private market climate and sustainability disclosures

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る