Transparentプロジェクト、企業向け自然資本会計手法の標準化に向けたパブコメを開始
7月28日、Transparentプロジェクトは、自然資本会計手法原則の素案を発表し、パブリックコメント募集を開始した。パブリックコメントの期限は9月30日までとなる。
Transparentプロジェクトは、企業が評価に含めるべき自然資本の要素と、それらをどのように測定し評価するかについて、初めて規定したガイダンスを開発している。
今回の標準化では、以下のことを目標としている。
・経営陣が企業の意思決定をより適切に行えるようにする
・可能な限り標準化し、必要に応じてガイダンスを提供する
・既存のフレームワークや新たなフレームワークと連携し、より広範な活動に組み込む
・拡張性と実用性を考慮する
また、Transparentプロジェクトには、Align(Aligning Accounting Approaches for Nature)という姉妹プロジェクトがあり、Transparentが大気、水、土地に焦点を当てたビジネスのための標準的な自然資本の会計と評価の原則を開発するのに対し、アラインはこれらの原則をベースに、生物多様性に焦点を当てた補完的なガイダンスを開発している。