2021年4月1日付で社長に就任した三菱食品の京谷裕社長は、コロナ禍以降の環境変化を踏まえ、同社の「目指す在り姿」を再定義する方針だ。
最上位の「パーパス(存在意義)」は、「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」と設定し、それを実現するビジョンとして「次世代食品流通業への進化」を掲げると同時に、「サステナビリティ重点課題の解決」の実現を図るとした。
京谷社長は「祖業である食品流通を起点として、このパーパスの実現を目指すが、今後の環境変化はその内容も、規模感も、速度も、過去に経験したことのないダイナミックなものになると想定している。これまでの事業の延長線上にある価値観を超えて、さらに大きな付加価値を生むことができるより高度な機能を獲得し、またその結果として社会課題の解決を実現できる存在になることを『次世代食品流通業』と表現している」と説明した。
【参照ページ】 三菱食品 中期経営計画2023