8月23日、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント(MSIM)のプライベート・インフラストラクチャー・プラットフォームであるモルガン・スタンレー・インフラストラクチャー・パートナーズ(MSIP)と物流・海洋・エネルギー・ソリューション企業のクラウリーは、クラウリー・ウインド・サービス・ホールディングスの設立を発表し、米国における洋上風力発電ソリューションの推進を目的とした新たな合弁会社を設立した。
新合弁会社は、米国の既存の港湾施設を再利用・運営し、長期契約に基づいて洋上風力発電開発業者にリースし、風力発電所部品の製造・組立・保管を支援することに重点を置く。ターミナルはまた、港から洋上風力発電施設まで部品を輸送する船舶などの海上サービスも開発者に提供する。
新事業の立ち上げは、米国がクリーン・エネルギーの生産能力を増強することを目的とした一連の動きの一環として、洋上風力発電の生産量を大幅に増加させる構えを見せているときに行われた。2021年、バイデン政権は、2030年までに30GWの洋上風力発電容量を導入する目標を設定した。これは、アメリカの1,000万世帯以上の1年間の需要を満たし、7,800万トンのCO2排出を回避するのに必要な電力に相当する。
Crowley Wind Services Holdingsは、MSIPが管理するファンドが過半数を所有し、Crowleyが運営する。
【参照ページ】
(原文)Morgan Stanley Infrastructure Partners, Crowley Advance U.S. Wind Energy
(日本語訳)モルガン・スタンレーとクラウリー、風力エネルギー・インフラ・プラットフォームを立ち上げ