8月7日、米カリフォルニア州大気資源局(CARB)と運輸NGOのCALSTARTは、中型・大型車の所有者および運転者によるゼロ・エミッション移行を支援する無料プログラム「Cal Fleet Advisor」を開始した。現在、プログラムの申請を受け付けている。
CARBは4月、「アドバンスド・クリーン・フリート規則」を承認した。これは、2045年までに州内を走行するトラックを完全にゼロ・エミッション技術に移行させるというギャビン・ニューサム州知事の目標を達成するため、段階的な移行を実施するものである。新規則では、現在ゼロ・エミッション技術が利用可能な一部の車種は2024年までに移行を開始しなければならない。その他の車種については、期限はより遅くなり、必要なゼロ・エミッションのマイルストーンを達成するために車両全体の何割かを移行させるオプションもある。
本プログラムは、資金援助やその他の支援に関する情報の入手を含め、要件を理解し満たすための個別ガイダンスを提供するために開始された。プログラム参加者は、担当のプログラム専門家を通じて支援を受けられる。この専門家は、質問やニーズに対する窓口として機能し、車両所有者や単一事業者のために承認された技術や資金調達オプションに関する情報を提供する個別の行動計画を含む。
本プログラムは、中小企業や独立したオーナー・オペレーターを優先し、政府の支援プログラムへのアクセスが困難な地域社会に重点を置く。ゼロ・エミッションへの移行は2024年に開始される予定である。その他のサービスとしては、必要に応じて書類の追跡調査や渉外サポートが提供される。
【参照ページ】
(原文)CARB launches new program to help truck owner-operators transition to zero-emissions vehicles
(日本語訳)カリフォルニア州、トラックのEV転換における無料支援プログラムを開始