7月18日、世界的な銀行であるINGと欧州投資銀行(EIB)は、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの中小企業(SME)に対し、気候や環境にプラスの影響を与える投資を可能にするため、6億ユーロ(約950億円)の新規融資を行うことを目的とした、新たなサステナブルファイナンスプログラムを開始すると発表した。
このファンドは、EV、持続可能な生産、グリーンビルディングなど、気候変動に焦点を当てた投資を検討しているベネルクス地域の企業に対し、低利の融資やリースを提供する。
このファンドは、2009年以来、ベネルクスの中小企業を対象としたINGとEIBの8番目の共同プログラムであり、2019年以来、サステナビリティに焦点を当てた2番目のプログラムとなる。資金調達の半分はオランダのINGの法人顧客に、残りの半分はベルギーとルクセンブルクの顧客を支援する。
銀行によると、申請はINGの与信条件を満たし、サステナビリティの目標に沿ったものでなければならず、EU分類法に基づく適格基準により、資金が気候変動や環境の改善に使われることが保証される。
【参照ページ】
(原文)ING and EIB provide €600 million in new loans to small and medium-sized enterprises in the Netherlands, Belgium and Luxembourg to boost sustainability
(日本語参考訳)INGとEIB、中小企業向けに約950億円の持続可能な金融プログラムを開始