6月30日、グローバルなプライベート・キャピタル投資会社であるカーライル・グループは、サステナビリティに関するアドバイザリー・ソリューションを提供するAnthesisの株式の過半数を取得したと発表した。
カーライルによると、今回の買収はESG戦略を強化し、脱炭素イニシアティブの構築と実行をポートフォリオ全体で推進するのに役立つという。
2013年にロンドンを拠点に設立されたAnthesisは、企業や都市、その他の組織と協働し、サステナビリティ・パフォーマンスを促進し、財務主導のサステナビリティ戦略を策定している。同社の総合的なサービス分野には、戦略・ガバナンス、サプライチェーン・オペレーション、持続可能な製品・サービス、ブランド・コミュニケーション、教育・文化、都市・環境、取引・金融が含まれる。
Anthesisはここ数年で急成長を遂げ、設立以来18件の追加買収を完了し、現在22カ国39オフィスに1,250人のスペシャリストを擁している。カーライル・ヨーロッパ・パートナーズ(CEP)のプラットフォームによる投資は、Anthesisの国際的な拡大、ESGとサステナビリティの提供の拡大、将来のM&Aなどのイニシアティブをサポートするという。
カーライルは、Anthesisの従業員株主と既存株主のPalatineが少数株主として再投資を行う。Palatineは2021年に最初の投資を行った。
【参照ページ】
(原文)Carlyle to Acquire Majority Stake in Anthesis
(日本語参考訳)カーライル、サステナビリティ・コンサルタント会社Anthesisの過半数株式を取得