三井住友Fが環境融資目標30兆円に引き上げか

三井住友Fが環境融資目標30兆円に引き上げか

三井住友フィナンシャルグループは2021年5月12日、石炭火力発電所への融資の例外規定を撤廃すると発表した。
石炭火力発電所への融資は、6月1日から運用を開始する。従来「原則として」実行しないを見直し、「新設および拡張案件への支援はしない」に変更。
2020〜2029年度のグリーンファイナンスとサステナビリティーに資するファイナンス実行額の目標を、従来の10兆円から30兆円に引き上げる。目標額のうち20兆円はグリーンファイナンス。

わずか1年での改定について、サステナビリティ推進室長の竹田達哉氏は「想定以上に気候変動に関するグローバルの動きや顧客の動きが速かった」と述べ、ファイナンスの実行金額も想定よりも増えていると明らかにした。

政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体として実質ゼロとする「2050年カーボンニュートラル」を宣言。産業界でも実現に向けた取り組みが加速している。

【参照ページ】三井住友F:環境融資目標30兆円に引き上げ、石炭融資は例外撤廃

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る