ESGデータのスタートアップAtlas Metrics、プラットフォーム構築のため約7億円を調達

3月28日、ESGデータ管理のスタートアップであるAtlas Metrics(アトラスメトリクス)は、企業がESGデータを収集、分析、伝達するためのプラットフォームを構築することを目的として、520万ユーロ(約7億円)のシード資金を調達したことを発表した。

2021年に設立されたベルリンのアトラスメトリクスは、企業や投資家がカーボンフットプリントを含むESG KPIの追跡と伝達を含む非財務パフォーマンスを理解し管理するためのESGデータ会計と報告のプラットフォームを提供している。本サービスのユーザーは、欧州全域の銀行やファンド、中小企業、スタートアップである。

アトラスメトリクスは、今回の資金調達の発表の中で、インパクトのある新機能を開発し、より幅広い組織にソリューションを提供することに注力していると述べている。また、アトラスは、プラットフォームの成長に加え、今回の資金調達により、現在20名いるチームを増強することも可能であるとし、元Wunder Mobility(ワンダーモビリティ)CTOのAlexander Thiel(アレクサンダー・ティール)を新CTOとして採用することも発表している。

【参照ページ】
(原文)WE HAVE RAISED €5.2 MILLION TO HELP COMPANIES SEAMLESSLY COLLECT ESG DATA— AND CREATE BETTER COMPLIANT, MORE SUSTAINABLE BUSINESSES
(日本語訳)ESGデータのスタートアップAtlas Metrics、プラットフォーム構築のため約7億円を調達

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