2月16日、アクセンチュアは、アクセンチュア・ベンチャーズを通じて、バイオファーマ企業がより効果的な診断薬や治療薬を発見・開発するのを支援する高度な計算プラットフォームを開発したテクノロジーおよびAI企業Ocean Genomicsに戦略的投資を実施したことを発表した。
ピッツバーグに拠点を置くOcean Genomicsは、mRNAの変化や変異をモデリングして理解し、薬剤に対する患者の生物学的反応をより正確に予測できるようにするソフトウェアを作成している。mRNAの発現は、すべての細胞で起こり、正常な機能のほぼすべての側面を支配するのに役立つ中心的な生物学的プロセスであり、病気ではしばしば破壊される。オーシャンジェノミクスとの連携により、バイオファーマ企業はこの技術をインシリコ創薬に利用し、個人のパーソナルバイオロジーに基づく治療法を開発している。世界の個別化医療市場規模は、2028年までに7,960億ドル(約100兆円)以上に達すると予想されている。
科学技術の進歩は、患者の健康に画期的な進歩をもたらし、より複雑で個別化された治療法をもたらしている。科学と医療技術の最高峰がダイナミックに融合したこのニューサイエンスは、バイオファーマの収益成長の81%を牽引すると予想される。
Ocean Genomicsは現在、アクセンチュア・ベンチャーズのProject Spotlightの一員となっている。このプログラムは、テクノロジースタートアップとグローバル2000企業を結びつけ、戦略的イノベーションギャップを埋めるための関与と投資プログラムだ。Project Spotlightは、アクセンチュアの専門知識と企業クライアントへの幅広いアクセスを提供し、スタートアップが人間の創造性を活用し、その技術の可能性を実現するのを支援する。
【参照ページ】
(原文)Accenture Invests in Ocean Genomics to Accelerate AI-driven Drug Discovery and the Development of Personalized Medicines
(日本語参考訳)アクセンチュア、オーシャンジェノミクスに出資し、AIを活用した創薬と個別化医薬品の開発を加速へ