2月13日、Holcimは、フランスのサンピエール・ラ・クール工場で欧州初の焼成粘土セメント操業を開始し、標準的なセメント(CEMI)と比較してCO2排出量を50%削減したエコプラネット・グリーンセメントを提供すると発表した。
この先進的な生産ラインは、Holcimの独自技術を用いた世界初のもので、最大で年間50万トンの低炭素セメントを生産する予定である。100%バイオマス由来の代替燃料と廃熱回収システムによる持続可能な操業により、焼成粘土の製造はほぼカーボンフリーで超効率的なものとなっている。
本プロジェクトは、焼成粘土から建設・解体廃棄物まで、幅広い低排出材料で建設を脱炭素化するHolcimの欧州ロードマップの一部である。また、本プロジェクトは、フランスにおける大規模な脱炭素化およびエネルギー効率化の取り組みに投資する「France Relance」スキームの一環として、フランス政府から資金援助を受けている。
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HOLCIM LAUNCHES EUROPE’S FIRST CALCINED CLAY LOW-CARBON CEMENT OPERATION