KBR、回収した炭素を利用したSAF製造技術を販売開始

 

2月20日、科学・技術・エンジニアリングソリューションプロバイダーのKBRは、持続可能な輸送用燃料の開発企業であるスウェーデンバイオ燃料社と提携し、二酸化炭素を含む材料から製造する持続可能な航空燃料技術を立ち上げると発表した。

持続可能な航空燃料(SAF)は、現在世界の温室効果ガス(GHG)排出量の2~3%を占める航空産業の脱炭素化を支援する重要なツールの一つと考えられている。SAFは一般的に、廃油や農業残渣などの持続可能な資源から製造される。

KBRによると、スウェーデン・バイオ燃料社が開発し、国防高等研究計画局(DARPA)と共同で検証した本技術は、エタノールの処理だけでなく、二酸化炭素や合成ガスをSAFに変換することができる。同社は、本技術が差別化されたSAFを提供し、脱炭素化およびエネルギー転換のポートフォリオを航空分野にも拡大すると述べている。

【参照ページ】
(原文)KBR Launches Sustainable Aviation Fuel Technology in Alliance with Swedish Biofuels
(日本語参考訳)KBR、回収した炭素を利用したSAF製造技術を販売開始

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