KBR、回収した炭素を利用したSAF製造技術を販売開始

 

2月20日、科学・技術・エンジニアリングソリューションプロバイダーのKBRは、持続可能な輸送用燃料の開発企業であるスウェーデンバイオ燃料社と提携し、二酸化炭素を含む材料から製造する持続可能な航空燃料技術を立ち上げると発表した。

持続可能な航空燃料(SAF)は、現在世界の温室効果ガス(GHG)排出量の2~3%を占める航空産業の脱炭素化を支援する重要なツールの一つと考えられている。SAFは一般的に、廃油や農業残渣などの持続可能な資源から製造される。

KBRによると、スウェーデン・バイオ燃料社が開発し、国防高等研究計画局(DARPA)と共同で検証した本技術は、エタノールの処理だけでなく、二酸化炭素や合成ガスをSAFに変換することができる。同社は、本技術が差別化されたSAFを提供し、脱炭素化およびエネルギー転換のポートフォリオを航空分野にも拡大すると述べている。

【参照ページ】
(原文)KBR Launches Sustainable Aviation Fuel Technology in Alliance with Swedish Biofuels
(日本語参考訳)KBR、回収した炭素を利用したSAF製造技術を販売開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-3

    英・豪銀行連合、中小企業のスコープ3把握支援で新会社 50兆ドル市場開拓へ

    6月24日、英ナットウエスト・グループ、豪州ナショナル銀行(NAB)、英スタンダードチャータード傘…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る