Hindustan Unilever・UNDPインド、プラスチック循環経済プロジェクトを開始

Hindustan UnileverとUNDPインド、プラスチック循環経済プロジェクトを開始

2月3日、国連開発計画(UNDP)とHindustan Unilever Limited(HUL)は、インドでプラスチックの循環型経済を実現するためのプロジェクトを立ち上げた。新たな取り組みとして、回収施設の設置、家庭での廃棄物分別の推進、インフォーマルな廃棄物収集セクターで働く数千人の社会的包摂を支援することにより、インドにおけるプラスチックの循環型経済の構築を目指す。

本パートナーシップの一環として、バリューチェーンに沿ってあらゆる種類のプラスチック廃棄物をリサイクルするための材料回収施設の設置を支援し、10万世帯に対して、より効率的に回収・処理できるように廃棄物の分別を促す予定である。

本プロジェクトでは、廃棄物回収業者として知られるインフォーマルな廃棄物セクターの労働者を社会的に取り込むことに重点を置いている。

全国の主要都市に住む2万人のSafai Saathisが、政府の福祉制度やその他の支援プログラムを利用できるよう支援する予定である。

本パートナーシップは、Safai Saathisの社会的包摂をこのような規模で推進するインド初の試みである。

本プロジェクトは、8,000トンのプラスチック廃棄物を埋立地から転換し、ムンバイに3つのリサイクル施設を設立、3,300人のSafai Saathisとその家族を福祉制度につなげたパイロット版の成功を受けて実施された。この試験的な取り組みにより、Safai Saathisの約75%が女性となった。

【参照ページ】
(原文)Hindustan Unilever and UNDP India launch plastic circular economy project
(日本語参考訳)Hindustan UnileverとUNDPインド、プラスチック循環経済プロジェクトを開始

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る