ExxonMobil、世界最大規模の低炭素型水素製造施設のFEEDを受注

ExxonMobil、世界最大規模の低炭素型水素製造施設のFEEDを受注

1月30日、ExxonMobilは、世界最大の低炭素型水素製造施設の開発における次のステップとして、フロントエンド・エンジニアリングおよび設計(FEED)の契約締結を発表した。本プロジェクトは、ステークホルダーの支持、規制当局の許可、市場の状況に応じて、2024年までに最終的な投資決定がなされる予定である。

ExxonMobilのベイタウン低炭素水素・アンモニア・炭素回収施設は、2027-2028年の稼働開始時点で、低炭素水素プロジェクトとして世界最大となる1日10億立方フィートの生産量を見込んでいる。

また、同施設で発生するCO2の98%以上(年間約700万トン)が回収され、永久的に貯蔵される見込みです。本プロジェクトで開発されるCO2回収・貯留ネットワークは、同地域のCO2排出事業者の脱炭素化を支援するために利用される予定である。

ExxonMobilは、世界最大の低炭素水素施設と米国最大のオレフィン工場を組み合わせ、より持続可能で低排出の製品を顧客と社会に提供する。

ExxonMobilは、Technip Energiesに低炭素水素プロジェクトのフロントエンド・エンジニアリングと設計の次の段階を担当させる契約を発注した。

【参照ページ】
(原文)ExxonMobil awards FEED for world’s largest low-carbon hydrogen facility
(日本語参考訳)ExxonMobil、世界最大規模の低炭素型水素製造施設のFEEDを受注

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-24

    GHGプロトコル、企業排出報告の信頼性向上へ―新たな公開協議を実施

    10月20日、温室効果ガス(GHG)排出会計の国際基準を策定するGHGプロトコルは、Scope2基…
  2. <最新>SBTi FLAGの概要とガイダンスの改訂ポイント

    2025-10-20

    <最新>SBTi FLAGの概要とガイダンスの改訂ポイント

    2025年10月に、SBTi(Science Based Targets initiative)は…
  3. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る