Wendy’s、オペレーション、フランチャイジー、サプライチェーンで排出量削減に取り組む
2月9日、ファーストフード店のWendy’sは、2030年までに事業所からの排出量とバリューチェーンの炭素強度をほぼ半減させることを目標とする、新たな短期的気候変動目標を発表した。
同社の新たな目標には、同社が直接管理するものや購入電力などの排出源を含むScope 1と2の絶対排出量を47%削減し、購入品やフランチャイズレストランなどの間接的なバリューチェーンの排出源からの排出強度を47%削減するという2030年の目標(2019年比)が含まれている。
Wendy’s 2021 ESGレポートによると、スコープ3排出量は同社に起因する温室効果ガス排出量の99%を占めている。同社はバリューチェーンの排出量を評価するためのライフサイクルアセスメントを経て、新しい目標を設定した。その結果、食品や包装などの購入品が同社のスコープ3排出量の85%近くを占め、フランチャイズレストランは10%程度であることが示された。
Wendy’sは、新しい気候目標がScience Based Targets initiative(SBTi)により承認されたと表明している。同社は、Scope 1と2の目標は、温暖化を1.5℃未満に抑えることと矛盾しないペースで事業所排出量を削減することを目指し、Scope 3の目標はSBTiの2℃を大きく下回る基準に沿ったものであると述べている。
Wendy’sは、気候目標を達成するために追求するいくつかのイニシアティブを概説した。その中には、サプライヤーと協力して、事業や共有サプライチェーンにおける排出量の削減や炭素隔離の方法を特定すること、Wendy’sシステム全体で再生可能エネルギーの電力調達戦略を策定すること、設備の改修やアップグレードによるエネルギー効率の向上、再生可能エネルギー、土壌衛生回復、糞尿管理などに焦点を当てたプロジェクトなどがある。
【参照ページ】
(原文)The Wendy’s Company Strengthens Commitment to Climate Action, Targeting Ambitious Greenhouse Gas
Emissions Cuts
(日本語参考訳)ウェンディーズ・カンパニー、気候変動対策への取り組みを強化し、温室効果ガスの大幅な削減を目指す