AENOR、Iberdrolaに「持続可能な調達戦略」認証を授与

AENOR、Iberdrolaに「持続可能な調達戦略」認証を授与

11月23日、マネジメントシステム認証機関AENORのCEOであるRafael García Meiroは、Iberdrola Groupのグローバル調達・サービスディレクターであるAsís Canalesに証明書を授与した。

AENORの認証は、Iberdrolaがサステナビリティに焦点を当てたサプライチェーンのビジョンを効果的に取り入れ、購買プロセスの管理、リスク管理、会社の統治ガイドラインの遵守を促進するデジタルツールの導入により、会社のサプライヤーと社内関係者との交流を継続的かつ透明な方法で促進したことを示している。

本認証は世界中のあらゆる活動分野に適用されるため、Iberdrolaは2021年までに、持続可能な調達管理システムで定められたサステナビリティレベルを超えるサプライヤーに108億2,700万ユーロ(約1兆5,736億円=発注総額の82.5%)を配分する予定である。

Iberdrolaは、サプライチェーン全体でサステナビリティを推進し、サステナビリティレベルが適切ではないサプライヤーには、長期にわたる関係のためにカスタマイズした改善計画の提案もしている。過去12ヶ月の間に500以上の計画が提出され、そのうちの50%以上のケースで、これらのサプライヤーは持続可能であると考えられるまでに改善された。

エネルギー会社は、環境、社会、ガバナンス(ESG)基準に基づくサプライヤー評価モデルを持っている。Iberdrolaは、人権遵守、気候変動リスクの管理、循環型経済戦略、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献など、43の要素を考慮して、各サプライヤーのESGスコアを算出している。Iberdrolaグループが重要な本認証を取得したことは、品質に対するグローバルなコミットメントの一環であり、株主、顧客、従業員、サプライヤー、その他の社会のステークホルダーのために価値を創造するための不可欠な手段として、すべてのプロセスとリソースを優れた方法で管理することを意味するものである。

【参照ページ】
We became the first company with AENOR’s Sustainable Procurement Strategy certificate

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る