スウェーデン銀行、不動産・エネルギー貸付ポートフォリオにおける脱炭素化目標を発表

スウェーデン銀行、不動産・エネルギー貸付ポートフォリオにおける脱炭素化目標を発表

11月22日、スウェーデン銀行は、貸付ポートフォリオに関する新たな脱炭素化目標を発表し、2030年までに住宅ローン、商業不動産、石油・ガス、発電、鉄鋼など5つの主要企業セクターで排出量の削減を目指すことを明らかにした。

同社は、気候変動への貢献度、銀行のポートフォリオのエクスポージャー、データの入手可能性などを考慮して、これらのセクターを選択したと述べている。

新しい気候目標には、2019年を基準として、2030年までに住宅ローン部門で39%、不動産部門で43%、石油・ガス部門で50%、発電部門で59%、鉄鋼部門で29%、融資による排出強度を減少させることが盛り込まれている。

スウェーデン銀行によると、新しい目標は、SBTiおよびNet-Zero Banking Allianceに対する同行のコミットメントの一部である。

【参照ページ】
(原文)Swedbank sets climate targets for lending portfolio for 2030

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  2. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…
  3. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る