8月12日、Contemporary Amperex Technology Co., Limited(CATL)は、73億4000万ユーロ(約1兆180億円)を投じ、ハンガリー東部のデブレツェンに100GWhの電池工場を建設すると正式に発表した。また、ドイツ工場に続く欧州第2の電池工場でもあることを明らかにした。同社は株主総会の承認を経て、年内に最初の生産設備の建設に着手する予定である。
デブレツェンは欧州の中心に位置し、メルセデス・ベンツ、BMW、ステランティス、フォルクスワーゲンといった顧客の自動車工場の一部にも近接している。CATLのデブレツェン工場によって、欧州市場の電池需要に対応し、グローバル生産ネットワークの展開を改善し、欧州におけるeモビリティとエネルギー転換を促進することが可能になる。
電池製造におけるカーボンフットプリント削減の一環として、CATLは再生可能エネルギーによる電力を使用し、同国の現地パートナーとともに太陽光発電の開発を検討している。
また、持続可能で循環型の電池バリューチェーンを構築するため、CATLは現地パートナーと手を組み、欧州に電池材料の施設を設立する可能性も検討している。
【参照ページ】
(原文)CATL announces its second European battery plant in Hungary
(日本語訳)CATL、欧州で2番目の電池工場をハンガリーに建設すると発表