インド、使い捨てプラスチック禁止令を施行

7月1日、インド政府は、プラスチック廃棄物の未管理による汚染に対処するため、皿、コップ、ストローなど一連の使い捨てプラスチック製品の使用禁止を発表した。

政府の推計によると、インドでは年間約350万トンのプラスチック廃棄物が発生しており、一人当たりのプラスチック廃棄物発生量は過去5年間でほぼ倍増している。

本禁止令は、昨年政府が発表した規則に基づいており、直ちに発効し、指定された品目の製造、輸入、在庫、流通、販売、使用を禁止している。政府は、禁止品目の州間移動を阻止するための国境検問所とともに、実施と遵守を確保するための執行チームを設置する意向を表明している。

禁止品目のリストは、プラスチック棒付き耳かき、風船用プラスチック棒、プラスチック旗、キャンディー棒、アイスクリーム棒、装飾用ポリスチレン、プラスチック皿、カップ、グラス、フォーク、スプーン、ナイフ、ストロー、トレイ、菓子箱の周りの包装または梱包フィルム、招待券、タバコの包み、100ミクロン未満のプラスチックまたはPVCバナー、撹拌機など。

さらに、一定の厚み以下のビニール袋も年末に禁止される。

【参照ページ】
(参考記事)Single-Use Plastic Ban In India Explained: What Will Be The Challenges And What Should We Expect?
(日本語訳)インド、使い捨てプラスチック禁止令を施行

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る