6月2日、Microsoft、Accentureおよび両社のデジタル、クラウド、アドバイザリーサービスとソリューションの合弁会社であるAvanadeは、企業がサステナビリティの主要課題に取り組むためのソリューション提供を目的とした新しいパートナーシップを発表した。
本パートナーシップは、企業がネット・ゼロへの移行を加速するための、オペレーション・製品・サービス・バリューチェーンの変革支援に焦点を当て、将来的には他のESG課題への取り組みにも焦点を広げていく予定だ。両社によると、ライフサイクルでの炭素排出量が少ないソリューションの共同開発に投資して、企業が排出量を削減し、新しいエネルギー源に移行し、廃棄物を削減または排除するためのアドバイザリーサービスを提供する。
本提携は、MicrosoftとAccentureがそれぞれ最近、企業向けのサステナビリティ関連サービスに一層注力すると表明したことを受けている。 Microsoftは最近、クラウドベースのサステナビリティ・スイート「Cloud for Sustainability」を発表し、 Accentureは過去数カ月間にESGに焦点を当てた一連の買収を行い、アクセンチュア・サステナビリティ・サービス部門を設立している。また、両社はグリーンソフトウェア財団の立ち上げでも協力している。
本提携では、製造業における資産活用の改善や循環型社会の実現に向けたソリューション、エネルギーのバリューチェーンにおける業務やサービスの変革を可能にするソリューション、持続可能なITインフラやグリーンソフトウェア・エンジニアリングのソリューションなどの主要分野におけるサービス開発に注力する。また、今回のパートナーシップは、バリューチェーン全体におけるESGの測定、分析、パフォーマンスについて、Microsoft Cloud for Sustainabilityを用いた共同ソリューションの開発にも重点を置く予定だ。
【参照ページ】
(原文)Accenture, Microsoft and Avanade expand partnership to help organizations tackle their greatest sustainability challenges
(日本語訳)アクセンチュアとマイクロソフト、気候変動・ESGソリューションを共同開発