ビスタ、今年中に全投資先企業に対し、温室効果ガス削減目標の設定を要請

プライベート・エクイティ・テック投資家ビスタ、今年中に全投資先企業に温室効果ガス削減目標の設定を要請。

5月20日、企業向けソフトウェアに特化したプライベート・エクイティ投資家であるビスタ・エクイティー・パートナーズは、930億ドル(約11兆円)のポートフォリオを持つすべての過半数所有企業が、今年中に温室効果ガス(GHG)排出量を測定して削減目標を設定し、毎年排出量を削減・相殺することに合意した新たなイニシアチブ「ビスタ・クライメート・プレッジ」の開始を発表した。

今回の新たな取り組みは、ビスタが昨年開始したすべてのプライベートエクイティ投資先企業に2019年の排出量を測定させるプログラムに続くものである。ビスタは、投資先企業にGHG測定プラットフォームとツールキットへのアクセスを提供し、投資先企業のESG報告およびプロジェクト管理ソフトウェアプラットフォームに排出量計算自動ツールを組み込んでいる。また、ビスタは昨年、ネットゼロ・アセット・マネジャーズ・イニシアチブに参加し、2050年までにポートフォリオ全体でネット・ゼロを達成することを約束している。

新たな気候変動に関する誓約のもと、ビスタの過半数出資会社は、7月までに2020年と2021年の排出量を測定すること、今年末までにGHG削減目標を設定すること、毎年排出量を削減すること、2021年の排出量を相殺することに合意している。

【参照ページ】
(原文)Vista Equity Partners Among the First Major U.S. Private Equity Firms to Advance Global ESG Strategy with Portfolio-Wide Participation in Climate Program
(日本語訳)ビスタ・エクイティ・パートナーズ、米国大手プライベート・エクイティ企業として初めて、ポートフォリオ全体で気候変動対策プログラムに参加し、グローバルESG戦略を推進

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る