マイクロソフト、クラウドベースのサステナビリティ・ソリューション・スイートの本格的な立ち上げを発表

マイクロソフト、クラウドベースのサステナビリティ・ソリューション・スイートの本格的な立ち上げを発表

5月2日、マイクロソフトは、6月1日付で「マイクロソフト クラウド フォー サステナビリティ」一般提供を発表した。企業がサステナビリティのプロセスや取り組みを加速させ、ESGの洞察と透明性を実現することを目的としたデジタルソリューションを提供する。

マイクロソフトは、2021年7月にクラウド・フォー・サステナビリティを初公開し、リアルタイムデータソースに接続して正確な炭素会計、パフォーマンス測定、行動指向の洞察を提供するサービスとしてのソフトウェア(SaaS)ツールを通じて、企業がより簡単かつ効果的に排出量を記録、報告、削減、交換できる提供能力を紹介している。

また、本ツールの一般提供を新たに発表するとともに、クラウド・フォー・サステナビリティに新機能を追加し、データ・インテリジェンスを統合した新たな拡張可能なソリューションであるサステナビリティ・マネージャーと統合し、組織が事業全体とバリューチェーンの排出量の影響についてますます自動的に把握できるようにする。

さらに、最近リリースされたEmissions Impact DashboardなどのツールによるITインフラの環境負荷の低減、企業が業務や建物の環境負荷を低減し、クリーンエネルギーへの移行を促進するためのデジタルソリューション、バリューチェーンを通じた透明性と説明責任の強化など、サステナビリティに関するその他の機能についても強調した。

【関連記事】Microsoft、クラウド利用による気候変動への影響を評価するダッシュボードを公開

【参照ページ】
(原文)Microsoft announces general availability of Microsoft Defender for Business designed to boost small and medium business (SMB) security
(日本語訳)マイクロソフト、中小企業(SMB)のセキュリティを強化するために設計された「Microsoft Defender for Business」の一般提供を発表

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る