4月26日、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)の国連持続可能な保険原則(PSI)は、 世界の生命保険・医療保険業界向けの初の ESG ガイド策定に向け、外部のステークホルダーから意見を収集するためにパブリックコメントの募集を開始した。
本ガイド策定の目的は、以下の4つである。
- 保険業界関係者が、生命保険・医療保険事業におけるESGリスクの引受リスクへの潜在的な影響を、個人及びグループ事業の観点から評価するアプローチを開発する際の推奨ガイダンスを提供するめ。
- 生命保険・医療保険事業の引受リスクに対する特定のESGリスクの潜在的な重要性を強調し、そのようなリスクを軽減するための検討例を提供するため。
- 社会全体のステークホルダー(NGO、投資家、政府など)のESGリスクに対する懸念の高まりに対応し、保険事業の特殊性を明確にするため。
- 保険業界が世界経済や社会で果たす貴重な役割を示し、個人のための集団補償を可能にすることで持続可能な開発への貢献度を高めるため。
パブリックコメントは、2022年5月6日まで募集する。
【参照ページ】
(原文)PUBLIC CONSULTATION ON ESG RISKS FOR LIFE AND HEALTH INSURANCE GUIDE
(日本語訳)PSI、生命保険・医療保険業界向けのESGガイド策定に向けパブリックコメントの募集開始